SALES STANDARD ・ Kawaru シリーズ
Kawaru 商談フロー標準
初回商談の型を9ステップで固定し、誰が担当しても同じ順序・同じ合意形成で進められる状態にする。前半で「場と論点」を合わせ、後半で「解決像と商品」を渡し、最後に必ず次アポを置く。
対象 初回商談(インバウンド/リファラル)
構成 4フェーズ・9ステップ
想定尺 30分 / 60分
PHASE 1 / STEP 1–3
場をつくる
相手の状態と、この時間の枠を把握する
PHASE 2 / STEP 4–5
論点を合わせる
ゴールと進め方に合意をとる
PHASE 3 / STEP 6–8
価値を渡す
解決の方向性を示し、その手段を出す
PHASE 4 / STEP 9
次につなぐ
検討可能性の見極めとNA設定
9ステップは4つのフェーズに束ねられる。順序を入れ替えないことが標準化の中身。
STEP5で「この順番で進めます」と宣言し、その予告どおりにSTEP6–8を実行する。商談の後半は、前半で交わした約束の履行にあたる。
A合意してから進む
ゴール(STEP4)と進め方(STEP5)に 相手のYes を取ってから本題に入る。合意のない説明は、どれだけ内容が良くても売り込みとして受け取られる。
B課題 → 解決 → 商品
Kawaruシリーズの紹介(STEP8)は、論点の大枠解消(STEP7)の 後ろ に固定する。順序を守るだけで、同じ説明が提案として機能する。
C必ず次を置く
検討可能性を確認し、NAを日程で置いて終える。「検討します」で解散した商談は、後追いのコストが跳ね上がる。
冒頭の数分で「誰が・何分で・どこから来た相手か」を確定させる。ここが崩れると以降すべてがズレる。
1自己紹介・同席者紹介
名前と役割に加えて、なぜ自分がこの場にいるかを一言。同席者がいる場合は、同席の理由と役割まで紹介する。
TALK本日は私が全体を、同席の◯◯が実務の観点でご一緒します。
2時間のすり合わせ
30分か60分かを冒頭で確定。終了時刻を口に出すことで、後半の時間不足とクロージング切れを防ぐ。
TALK本日◯時◯分までの30分で伺っています。お変わりないですか。
3流入経路の確認
どこから来た相手かで、前提知識と期待値が変わる。説明の深さと省略箇所をここで決める。
TALK今回はどちらで当社を知っていただきましたか。
経路の確認は雑談ではなく、後半の説明量を決める設計の作業。
03
AGREEMENT
論点と進め方を合わせる(STEP 4–5)
この商談の成否を決めるのはここ。相手の言葉で論点を取り、進め方を先に宣言してYesをもらう。
OK合格ライン
・論点を相手の言葉のまま復唱できる
・進め方の3点に明確なYesが出ている
・「今日ここまで持ち帰れれば成功」の像が共有されている
合意あり復唱で確認
NG崩れるパターン
・論点をこちらの想像で決めて進める
・進め方を宣言せず、いきなり会社紹介から入る
・相談事を聞いた直後に商品の話へ飛ぶ
売り込み化論点ズレ
宣言した順序どおりに実行する。ここでの唯一の禁止事項は、STEP7とSTEP8の入れ替え。
同じ素材・同じ時間でも、STEP7とSTEP8の順序だけで受け取られ方が変わる。
6エヌイチの簡単な紹介
目的は信頼の担保だけ。事業領域と近い実績を絞って出す。流入経路がYouTube・リファラルなら大幅に短縮してよい。
7論点の大枠解消
商談の主役パート。STEP4で取った論点に対し、その場で考え方と方向性を渡す。持ち帰れる示唆が1つあれば十分。
8Kawaruシリーズの紹介
全部を説明しない。論点に該当するプロダクトだけを、STEP7で示した方向性を実行する手段として接続する。
やることは2つだけ。検討可能性の見極めと、NAの設定。どの返答でも、次の一手を置いて終える。
「可能性なし」でも終わりにはしない。判断の理由を1つ持ち帰り、時期をずらした再接触の枠を置く。
9-1検討可能性の見極め
聞くのは、機能の評価ではなく外部サービスを入れる余地があるか。ここを曖昧にしたまま提案を続けると、追客リストだけが増える。
TALKいま現時点で、当社のような外部のサービスを取り入れて解消していく可能性はありそうですか。
9-2NAの設定
可能性の有無にかかわらず、次の接点を日付で置く。日程・宿題・同席者の3点が決まって初めてクロージング完了とする。
TALK次回、◯◯を整えてお持ちします。◯月◯日◯時はいかがですか。
商談後のふり返りは、この4行で行う。フェーズ単位で合格・不合格を判定できる状態にする。
| フェーズ | 目的 | 合格ライン | 落ちやすい点 |
場をつくる STEP 1–3 |
相手の状態と、この時間の枠を把握する |
終了時刻と流入経路を、こちらが言える |
挨拶の直後にいきなり本題へ入る |
論点を合わせる STEP 4–5 |
今日のゴールと進め方に合意をとる |
論点を相手の言葉で復唱でき、進め方にYesがある |
論点をこちらの想像で決めてしまう |
価値を渡す STEP 6–8 |
解決の方向性を示し、その手段としてKawaruを置く |
Kawaruが論点の答えとして接続されている |
商品説明が先行し、機能の網羅になる |
次につなぐ STEP 9 |
検討可能性を見極め、次の接点を確定する |
NAが日程で入り、宿題と同席者が決まっている |
「検討します」を回答として受け取って終える |
型を「知っている」から「毎回そのとおりやる」へ
1
SCRIPT
台本と定型文を配る
9ステップと、STEP2・4・5・9の定型トークをそのまま使える形で共有する。考えて言い換える余地を残さない。
2
ROLEPLAY
前半5ステップだけロープレ
崩れるのはSTEP4–5。前半だけを繰り返し、進め方の宣言とYesの取り方を体に入れる。
3
REVIEW
録画をフェーズ単位で判定
SECTION06の4行で合格・不合格をつける。改善は不合格フェーズ1つに絞って次の商談へ渡す。